岡山の県北に位置する津山市のグリーンヒルズにある建築物を手掛けられた建築士さん自身から説明を受けながら見学という大変貴重で贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
先ずは動物病院にお邪魔しました。
「ノースヒルズ動物病院 」設計監理:(有)藤坂建築デザイン工房 藤坂 浩匡さんの物件です。動物病院の中を見学出来るなんて滅多にない機会です。とてもワクワクしながら見学させていただきました。
人が住む場所と違って、いかにお医者さんや看護師さん達、飼い主さんと動物にとって利便性がいいことがポイントの間取りだったと思います。
広さも十分に広くオペ室にレントゲン室、処置室も少なくとも2部屋はあったと思います。ちょうど可愛いワンコがオペ台に乗せられてこれからオペの時でした。心の中で「ガンバってワンコちゃん」、と祈りながら他のエリアも見学させていただきました。
猪と闘った猟犬が運ばれてくる入口は分けられていて動線もスムーズさが配慮されていました。そして、カラーリスト目線でメインカラーがとっても素敵だと思いました。明るく爽やかで温かみがあって。ターコイズブルーです。アイコン、エントランス至る所にある色。
トイレマークも普通だったら白地のプレートにターコイズを配色する発想だと思うのですが、地の色を、ターコイズにされてピクトグラムを白にしていました。これがまた素敵だなぁと感じました。
ノースヒルズ動物病院を見学した後は徒歩で2分歩かないところ(O IC正会員さんの建築物がこの近さに存在するって奇跡的!?と驚きましたが)に建てられている薬局の見学へ。
メディカルアルファ 設計監理:(株)ヒューマンアーキテクツ 高尾 淳 さんの建築。大きな円形で木造、でもスタイリッシュで洗練されたラインの建築物に圧倒されました。
中に入る前から、何度「ここって薬局ですよね?」と呟いたか。「院外薬局はコンパクトに病院のそばにある」が私のイメージなのでこちらも広さと大きさに驚きました。
「12度」で区切っていって30角形で円形にしているそうです。余談になりますが、私の好きなミステリー小説の「十角館の殺人/綾辻行人」を思い出しました。
1階のお客さんがくるエリアでも円形がうまく機能していて、区切られたブースで相談ができるようになっていました。2階は十分に広いセミナールーム、 キッチンも併設されているラウンジルーム、倉庫、オーナー室がありました。セミナールームからは2階デッキに出られます。
私がここの家主なら寝れそうなリクライニングチェアを置いて日光を浴びながらのんびり過ごしたいスペースでした。色彩は全体的に落ち着いたトーンでまとまっていました。
外観の茶色とシルバーが病院と周りの環境にとてもマッチしていて素敵でしたし、内装の色も外から繋がって同じ茶色が入っていました。床のカーペットのグラデーション使いでオリジナリティが出ていた感じで高級感のある大人な雰囲気の薬局でした。
この素晴らしい見学会の前にも素敵なウェディングハウスにてランチ会があり、緑豊かな景色を眺めながら美味しい食事をしました。楽しい会話と美味しい食事、素敵な空間、これが揃うと最高ですね。参加して良かったです、とっても贅沢な時間を過ごせて良かったです(^^)
OIC会員 浅野直子