元号が令和になりOICの初回の企画だった今回のル・サロンは一言で表すと「進化した素材感がすごい!全方向カッコいいキッチンのある空間」でした!
キッチンハウスのショールームは雑木林の奥にたたずむ建物で、プロローグから期待感を高めてくれます。
中に入ると、建築家 隈研吾氏デザインのリノベーションされた空間に圧倒的な存在感を放つキッチンが待ち構えていて「ドーン!」いきなりテンションMAXになってしまいました(笑)
まずは落ち着いて…2階屋内テラスで座学から。
ル・サロンのために東京から始発で来てくださった末吉部長に会社の成り立ちや出荷傾向、トレンドなどをお聞きして、キッチンがインテリアの一部として大きな要素になっていることを改めて感じ入りつつ。2つのグループに分かれての見学では、ワークトップと扉面材を同素材でそろえたキッチンを、説明してもらいながらじっくり見せていただいて、またテンションあがってました(笑)
一番人気の柄はヴィンテージ感のある濃グレー面材の「メルクリオ」。次はコンクリート風の濃グレー「ベトングレー」その次にマットなブラックの「フェニクス」。印刷技術の向上でダークな色味の面材の素材感がすごいことになってます。
引きで見て絵になる佇まいで、触ってみてもとにかくカッコいい。
ダークカラー以外も充実していて、トレンドのコーラルピンクやカッパー(銅色)、真鍮などもとても素敵でテンションが(略)。
他では見ないようなキッチンのプランや10センチ刻みのサイズ展開なども実際に実物を見て、オリジナルなキッチンを作れる自由さを感じてワクワクします。
オーダー品が多く、群馬の藤岡工場で職人さんがひとつひとつ手作りしているそうです。
キッチンハウスというとオーダーやカスタムのイメージがありましたが、GRAFTEKTいう、手が届きやすい価格帯のカッコいい規格型キッチンも展示があり、ますますショールームに足を運びたくなります。
キッチン以外にも岡山のアーティストの作品やセンスの良い家具などが空間にさらに雰囲気を添えていて、テンションあがりっぱなしの充実した見学でした。
最後には前庭の雑木林を眺められる2階テラスで、おいしいお菓子とお茶をごちそうになり、お土産までいただいてショールームを後にしました。
私が18歳でインテリアの勉強を始めた27年前、1番初めに買ったコンベックス(スケール)が小さなオレンジ色のTAJIMAツールのもの。その頃キッチンハウスは勉強のために買っていたインテリア誌で見る憧れのキッチンでした。M&AでTJMデザインさん(TAJIMAツールの会社)がキッチンハウスと一緒になったことを知りました。
思い出のコンベックスの会社からいただいたお土産がコンベックスで嬉しかった…!
大切に使いたいと思います。
今回参加できなかった方もぜひショールームに足を運んで実際に見てほしいです。
提案に活かしたくなるような空間イメージや素材感を感じられると思います!
会員 田中公子