活動報告

ル・サロン

第⼆回ル.サロン レポート

OIC.2024.第二回ル.サロン レポート

インテリア好きとしては、旅をしていても宿泊先のインテリアをまじまじと見てしまうし、なんならインテリアが素敵なことで有名なホテルを巡りたいくらいに思う。壁を見れば「何を飾ろうか」「どんなアートがいいか」など思考を巡らせてしまったり、、、

岡山市から車で走ること30分、海沿いの街玉野市。世界から注目を集める瀬戸内芸術祭の島々の玄関口にもなっていて、国内からはもちろん、さまざまな国の旅人が行き交う街。「アートにこだわりが強い」とされるフランスからの旅行客も目立ち、芸術祭近くになると宇野港や宇野駅付近にもアートが出現するなど、芸術との関わりも深い街です。

今回のルサロンは、そんな玉野を拠点としているアーティストの山田茂さんのアトリエ、そして旅人の受け皿であるUNO HOTELの客室を見学させて頂けるという、なんとも玉野ならではのアートとインテリアに触れる興味深い企画。さらにその前にUNOHOTELのレストランでフレンチのランチの時間も設けられ、至れり尽くせりな小旅行コース、、、という事で、山田先生が迎えてくれる中、会員さん以外にも多くの参加者がHOTELのロビーに集まっておられました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海も空も青く澄んで天気のいい12月、芝生に降りる日差しを窓辺に感じながらフレンチランチのスタート。それだけで気分はあがるのだけど、前

菜、スープ、メインと瀬戸内の幸を使ったお料理、そしてデザート、食後のコーヒーまでゆっくり楽しみながらみなさん会話を楽しんでおられました。ご友人同士で参加された方も、お一人で参加された方も、こういった時間に初めてお会いする人とも交流が持てるのはいいですね!

 

参加者同士、打ち解けた後はいよいよ目的であるホテルの客室を探訪。こちらのホテルは、スイート、デラックス、プレミアムなど、海側・山側と部屋の用意があり、またカプセルホテルのようなバックパッカー向けの個室もあって、様々なスタイルの旅に対応できるホテルになっています。(ちなみにロビー等、現代アートが飾られており、数点はこの後アトリエを訪れる予定の山田先生の作品)

ホテルの方の案内で各タイプの部屋に入らせて頂き、参加者はスマホであちらこちらをパシャパシャ。なかには簡易キッチンもつき、生活をするように滞在できる部屋もありました。シックな色合いで照明を落とした廊下とは対照的に、客室は窓も大きく海や景色もよく見え清々しい。今日は天気がいいので尚更です。

落ち着いたカラーの中にアクセント的に海を思わせるブルーが上品に使われ、街や土地の特徴とインテリアのテーマに統一感があります。床に名栗(日本古来の加工技術)が施されている部屋もあり、日本の伝統も取り入れて海外の宿泊客も喜びそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなにたくさんの部屋見せてくれるんですか?というくらい色んなタイプのお部屋を案内していただいた後は、今日のもう一つの目的、山田先生のアトリエへ。

HOTELから1分程歩いた駅東創庫と呼ばれる建物で創作活動をされていて、ここは他にも数名のアーティストがアトリエを構え作品を生み出しています。

天井が高く広い倉庫、鉄の扉、無骨で味わいあるアトリエに。

山田先生の造形作品や立体的な絵画の作品も多く置かれていて、公式サイトの言葉をお借りするならば、記憶の中にある断片的な色や形を抽象画として表現されているそうです。

山田先生は、デザインした壁紙クロスがサンゲツさんから発売されていたり、キッチンメーカーのショールームに作品が常設されていたり、インテリア業界とも繋がりが深い活動をされていて、作品はアート単体としてももちろん素敵だし、インテリアとも相性がよく、モダンな空間、和の空間にも合う絵画が多く、また最近は陶芸もされているとの事で、器の作品も見せて頂きました。商品化されている壁紙クロスも凹凸まで表現されていて素敵です。すでにコーディネーターの方々は山田先生のデザインしたクロスをお仕事で採用されている方も多いのではないでしょうか。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アートはコーディネーターとしても是非取り入れたい大事な要素であり、山田先生も参加者から多くの質問を受けてらっしゃいました。

なかなかアトリエをのぞかせて頂く機会はないので、企画していただいたコーディネーター協会と、快く受け入れてくださった山田先生に感謝申し上げます。

そして最後はHOTELに戻り解散となりましたが、大人数でのショートステイにも関わらずおもてなし頂き、ちょっとした旅行気分にさせて頂いたUNOHOTEL様、ありがとうございました。

島屋 輝子

 

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