どしゃぶりの中、元気に集まった皆さんとツアースタートです!
まずは、国内最高品質を誇る帆布メーカー倉敷帆布。
最近では家具にも使われてますね。
お邪魔する工場は、丸進工業さん。
80年以上の建物という事で、かなり雰囲気があり、
中に入ると、年季が入った機械がズラリ。
さらに奥に入ると、体育館の倉庫の様な匂い?が立ちこめます。
実は、学校の跳び箱やマットも帆布で作られてるんですって。
どおりで!
なんだか懐かしい匂い!
ここには、防水加工工場や染色工場に出す前の帆布が規則正しく積み上げられていました。
「工場で拡げればすぐ染めれるように、たたみ方も決まっているんですよ〜」と案内人の方。
ちなみに帆布の元となるワタは国内ではほとんど栽培されず、
主にアメリカやパキスタン、インドの綿を使っているそう。
まずワタがこのような1本の糸になり
それを4本集めて1本にし、
ここで1分間15000回撚るそうです。
すごい数の機械が規則正しく糸を撚り、
室内には白い粉状の小さな綿が浮遊して、
機械に
床に
写真を撮ろうとするスマホにも、チラチラと舞い落ちて
足元見たら、こんな感じ。
そして、人の手で織られている部分もあります。
大量の糸を手早い動作で丁寧に作業していく工場の方。
なかなか伝授していく事が難しい程で、まさに職人技です。
そして、昭和40年以降作られていない貴重なシャトル機。
目に見えない程のスピードでシャトルが
行ったり来たり。
行ったり来たり。
※ホント見えないけど
シャトルが左右に行き来して横糸を織っている様子です。
端まで行くと糸が切れるのではなく、
繋がった糸を行ったり来たりする事で、ミミが美しく仕上がるそう。
おぉ!美しい!
これが倉敷帆布のクオリティの高さです!
帆布の特性や味わいなど、しっかり勉強させて頂きました!
お次は
世界からオファーを受けるジーンズ加工の美東有限会社さん。その活動は幅広いです。
デニムのソファなど商品化されたり
飲食店などにもデニムのイスなど作られており、
既にインテリア業界にも進出!
そして
あんなブランドや
こんなブランドのデニムも加工されていて
公表できない部分も多く、写真撮影はできないのです。
すでに有名な「ヒゲ加工」
わざとエッジが擦り切れた感を出す「スクラッチ加工」
スプレーでやったり顔料でやったりする「汚し作業」
洗う前にシワを作る「ピン打ち」
などなど、注文先のブランドによっても度合いなど変えるそうです。
そして、なぜ児島JEANSが世界から注目されているのか。
海外では商業的で表情が薄いものが多く、
日本のような 細かな仕上がりにまでこだわり抜くものはほとんどないとの事。
何工程にも及ぶ染色、加工。
もちろん工程が多い程、手間と時間がかかり、
味わいが増し
風合いが増し
価格も上がり
それでもここでしか出来ない絶妙なニュアンスのデニムが仕上がるんですから、
世界がほっとかないんです。
1枚だけ撮って頂いた見学の様子。
ブログを読んでる方にも伝わればいいのですが
今回 協力して頂いた2工場の皆様、ありがとうございました。
ほんとにいい物を見せて頂きました。
インテリアとしてどのように取り入れて行くのか、
参加した皆様がそれぞれに何か感じ取られたのではないでしょうか。
OIC 島屋